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代替医療・補完医療メモ

このページでは代替医療・補完医療について掲載していきたいと思います。

この領域は様々な種類のものがあり、‘おすすめするもの‘というわけではありません。
世の中には色々な治療があることと、また、私自身が患者様からの問いかけに答えられるように勉強するつもりで少しずつ掲載をひろげていきたいと思います。

代替医療・補完医療とは

最近になって代替医療とか補完医療という言葉を耳にすることが増えてきました。
代替医療は西洋医学・現代医療ではないものという意味合いであり、決して代わりになるものという意味合いではありません。一方補完医療は西洋医学・現代医療を補うという意味合いがあります。代替医療は前は米国でよく使われ、補完医療は欧州のほうで使われていたということですが、最近では両方を一緒に言う意味で補完代替医療(Complementary and Alternative Medicine:CAM)ということが増えてきたようです。
もともと米国で現代医療以外の治療・サプリメントを摂取するなどの治療を多くの人が受けていることが明らかになり、NIH(国立衛生研究所)の一部門である、NCCAM(国立補完代替医療センター)でCAMの研究がすすめられてきたために注目されるようになってきました。
一方日本では江戸時代から明治維新をすぎ、漢方医学に関しては紆余曲折がありましたが、多くの先人の努力により、昭和30年代に漢方薬が保険診療で行えるようになってきた経緯があります。CAMの分類では漢方もこの分類の中に入れられてしまいますが、米国が定義しているからすべて正しいということではなく、歴史や文化が違う国のことであり、日本で独自の発展をしているものをこれからは、欧米でもわかりやすいように説明していく努力を漢方診療にあたっている多くの医師・研究者が現在行っています。
それではCAMの分類とはどんなものでしょうか?

分類 具体例
もうひとつの医療体系 ホメオパシー医学、ナチュロパシー医学、伝統中国医学、アーユルベーダ
心身療法 瞑想、祈祷、精神の癒し、ダンス、音楽・芸術療法
生物学に基づく療法 サプリメント、生薬製品、天然物を用いた療法
手技・身体に基づく療法 カイロプラクティック、オステオパシーの手技、マッサージ療法
エネルギー療法 気孔、霊気、電磁場の応用

などが分類されています。今後それぞれについて、掲載していければと考えています。

アロマテラピーについて

アロマテラピーは、ここ最近ひろく認識されるようになってきています。医学の世界でも、心身医学の世界では少しずつ取り入れられるようになってきています。
また、2004年のノーベル賞で”においの受容体と嗅覚システムの発見”で嗅覚に関しての初めての受賞があったぐらいですから、まだ嗅覚を使った(嗅覚だけではありませんが)アロマテラピーはこれから色々な形でさらに取り入れられるようになってくるのだと思います。

☆それでは、今後少しずつページを充実させていきたいと思いますが、まずはアロマテラピーの受験記についてです。

もともとは1年ほど前から少し興味があったのと、心療内科学会での発表などの中にアロマテラピーを用いた治療を行っているのをみて、少し本格的に勉強しようと思ったのがきっかけです。
勉強する本は日本アロマテラピー協会が発行している2級と1級用の本があり、それぞれを買って勉強しました。内容は、慣れ親しんでもらうために、安全に利用する方法などから始まって、歴史や医学的・生理学的な話まであります。一般の人からは敬遠されそうな医学的な話は基礎がありますので、わかりやすいのですが、どんな種類の植物が使われているのか、というのがとっつきづらかったのが正直なところです。ラベンダーやミント、ローズマリーといった良く知っているものは別ですが、フランキンセンスやサンダルウッドなど聞いたこともないものが結構ありました。
試験は平成16年11月7日に東京の明治学院高校で行われました。試験内容は匂いの判別と筆記試験です。2級と1級は問題数と時間が違い、出題される内容も異なります。詳細な内容は教科書に譲るとして、匂いの判別に関しては試験の前に医院内で受験するスタッフと一緒に匂い当てを何回も繰り返していました。ただ、どうしても2、3似ている匂いがあって、その日の調子でわからないことがでてきてしまいました。また、2級だけならいいのですが、1級までになると全部で20種類の匂いを判別するので、名前とすべて一致することは無理でした。(普段の生活の中でそれほど、匂いの種類を気にしたことはないと思いますので・・・それでも男性としては料理を作ったりするのが好きだったこともあり、スタッフよりできは良かったと思います)
試験日はいい天気で、高校の教室に入るのは20数年ぶりで、あの小さな机が懐かしくもありましたが、やはり試験というのは緊張するもので、試験用紙を見るまではちょっとドキドキしていました。
しかし、匂いのほうもわかりやすく、試験問題も予想問題集とくらべ若干やさしく感じ、かなり早く終了できました。実際に、試験結果がでるのは1ヶ月以上必要でしたが、大丈夫だろうと思いながらほんの少しだけ不安を感じてしまいます。しかし、結局は合格の認定書が届いて、ほっとしたところです。
これから、ひとまずはアドバイザーになって、患者様になにかのアドバイスができればいいかなと、考えています。

アロマテラピーの勉強をしていて気づいたこと!
商品名でなんですが・・・ヴェポラップという塗り薬がありますが(風邪の咳や鼻水などをおさえる)これに、”ユーカリ”というアロマテラピーで使われているオイルが使われていてびっくりしました。